阿蘇山一 の滝 [倉吉市岩倉]
 小鴨川支流の岩倉川に注ぐ谷川にかかる「阿蘇山一(あそざんいち)の滝」。高さは約12m。不動尊を祀る霊場の岩場に落ち、厚い信仰を集めている。
 倉吉市から小鴨川右岸の県道を南下。岩倉バス停から左折し、岩倉集落を抜けて600mほど行くと案内板がある。 そこから右の農道に入り700mほど進むと不動院境内に着く。 境内には「岩倉城主供養塔」が建ち、本堂の祭壇には不動明王が祀られている。
 さらに標識の指す谷川沿いの歩道を奥へ向かう。雑木林をくぐり、石段を上って200mほど行くと滝の落ちる岩場に着く。 荒々しく切り立つ岩壁と、古木の密生する自然林との狭間を、清く流れる谷川の正面に、千枚田を思わせる段々の岩肌がそびえる。 その岩頭から白流がパシパシと音をたてて落ち、美しい水膜を見せている。陽光を遮られて冷気が漂う周りの岩壁には、十数体の仏像が安置されていて、尊厳な雰囲気をかもし出している。 仏像には新鮮な花や果物が供えてあって、参拝者の絶えないことがうかがえる。この霊場では毎年夏に例祭が行われ、地元や遠来の信者で賑わうと聞く。