酒賀神社
 神殿
 国府町奥部の栃本と上地部落の中間、人里はなれた処に酒賀神社がある。 海抜四百メートルの高地で天然記念物、菅野のミズゴケ湿原帯の東側の森の中に社がある。
 三代実録にのる式外社で旧大茅十二ヶ村の「郷中一の宮」とよばれ、「菅野大明神」とたたえられている。 祭神は大穴牟遅(オオナムジ)命、八上姫、大山祗(ツミ)命であり、社名のように酒の神の信仰が高く、禍をはらい、 心清くすがすがしい神であるところから須賀の神ともいわれている。


 本殿は千鳥破風のある権現づくりで屋根も金銅張りで鳥や龍の彫刻がすばらしい。 創建年代は不明だが貞観三年(861)の棟札に従五位下を授けられた後に正五位を授けられると書かれている。 本殿は千鳥破風のある権現づくり、屋根は金銅張り、正面桁の上の龍や、両側にある酒天童子の彫刻は特にすばらしい。

 その昔平家の尼君がこの地に下向になり、三種の神器をこの宮にあづけられた。門脇好井というもの宮を訪れ、 これを見て「この宮におけば火災盗難にあうおそれがある。出雲大社に保管するが安全である。」といって持帰り、 そのかわりとして三幅の神器を模写して残したというがその後火災にあい、今は何も残っていない。 ともあれ、この山奥に整った社殿と美しい彫刻のある社があることは不思議とされている。
参道 


 酒天童子

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