池田家墓所
 池田家墓所
 宇部神社の北側、奥谷の山麓に鳥取藩主池田家墓所がある。
樹木に覆れた閑静の地に広大な墓域を造り代々の墓碑が立ち並んでいる。


 墓所には寛永九年お国替で岡山より移封となり元禄六年六十四歳で亡くなった初代光仲公から十一代慶栄公までの 歴代藩主と昭和五年東京牛島の弘福寺より移した藩主室の外同族七十数墓の墓碑が二百七十余墓の灯籠とともに 整然と立ち並んでいる。 さすが大名家の墓所と賛嘆を禁じ得ない。

 歴代藩主の墓碑は三メートル余の円頭形で亀趺(きふ)と呼ぶ異様な顔形をした亀台に乗せた、珍しいものである。 江戸時代大名家の葬制をしる貴重な墓所として昭和五十六年国の史跡に指定された。
藩主墓碑 



 亀趺
 歴代藩主を始め、それぞれの墓碑にまつわる物語に思いを走らせながら苔むす墓域に佇む時、 栄枯盛衰の世のうつろいがひしひしと胸にせまってくる。 四季おりおりの感興を宿した幽玄な墓所である。


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